ある日、鳥友からモリムシクイという全く聞いたことのない鳥の知らせが届きました、正直とても珍しい鳥と云うことは判りますがそうでなくとも「ムシクイ属」というと識別もおぼろげでいつもお手上げ状態の私には尚更??です
前の晩、ネットや手持ちの図鑑で予備知識を入れて翌日は昼前から出かけ現地に着いたのは丁度13:00でした
駐車場からモリムシクイの居る桜の並木までは目と鼻の先で既に60名ほどのCマンがレンズを樹上に向けて撮影中でした、正直この中に入るのは当初「う~ん」と云った感じでしたが少し雰囲気に馴染んでから仲間に加わりました、樹上は定期的に四十雀やメジロに混じって桜の並木を行ったり来たりするのでCマンは一緒に追いかけて土手を右往左往、時々土手下へと移動します、モリムシクイはというと桜の枝の隙間等から虫を器用に採餌しながらよく動き回り、時折高い樹上で休憩したりしていました、下から見上げると何しろ枝かぶりが酷くなかなか良いところには出てくれませんでした。
モリムシクイの生息地はヨーロッパの英国、北欧~西ロシアにかけてのユーラシア大陸西部とされ、冬はアフリカに渡る。国内では日本海側や北海道でわずかに確認され、渡りのルートを大幅に間違った「迷鳥」の可能性が高いと云います
モリムシクイはメボソムシクイなどと同じ「ムシクイの仲間」ですが顔が丸っこくて、ちょっと太めで、とっても可愛い小鳥ですが超珍鳥と云うことでも判るように国内の図鑑には載っているものが少なくとのことでした。
和名:【モリムシクイ】 スズメ目 ウグイス科 TL 11-12.5 cm 属名 Phylloscopus 種小名 sibilatrix
英語名 Wood Warbler
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私は人が多いので三脚は車に仕舞い手は痺れます(笑)が手持ちで対応しました、鳥の動きを掴みながら出来るだけ無駄に
動かず確実に捉えるように心がけながらシャッターを切ることの繰り返しですが枝被りの酷さには閉口しましたがムシクイなので
こんなもんでしょう・・・・??

落葉が進む桜並木をちょこちょこと飛び回り、なかなか撮らせてくれなかったが全体に他の
ムシクイ類より胴が少々太めで頭部から喉や胸にかけてはレモンイエローが美しく翼帯は
無く、初列風切の突出は長く感じました

枝の間から何やら幼虫のようなものをGETしていましたが何でしょう ・・・・・

時々枝から枝へと移動したりしますので声には出しませんでしたが近距離にしておいてね、と願ったりして・・・・・

この時、秘かに飛び出しを狙っていたのですが後ろの人にフイに押されて・・・・・×××× 困ったものです。

まぁ、押されたのはさておき、現地で聞いた話を総合すると迷鳥とは云っても当初は4羽居たようで纏まって越冬地とされる
アフリカに渡る途中の出来事としてもかなりルートが外れており、迷鳥の場合、そのほとんどは本来の目的地には行きつけ
ないとも言われていると聞きますので皆さん心配されているように・・・・この先が危惧されます。

Oct.27, 2016 撮影 : 埼玉県幸手市権現堂
Canon EOS 7D Mark II / 300 f 2.8 or EXTENDER Ⅲ×1.4 / IS USM
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