このサバンナシトド2015年の暮れから見られていたようですが私は年明け後出かけた際には遠くてあまり良く見れず二回目に足を運んだ際には比較的近くで観察出来ました、本来は北米大陸に生息する種類で海外の図鑑などではたくさんの亜種が記載されており体色の濃いものから薄いものまで様々のようです。
今回発見された個体の特徴は眉班は黄色、体色はやや薄め、胸から脇腹にかけての縦班がやや細いといった感じでミヤマシトドやキガシラシトドと同様に非常に珍しい種類ですが今回のように観察された、「広い農耕地の水路の一角」という環境はまだまだ国内でも似たような環境は多くあると思われ、あらためて耳にする機会が無いだけで実際には結構見落としているケースがあったりして更に多くの個体が越冬しているのかもしれません。
やはり日頃からもっと一般的な種をしっかり観察することが必要だとあらためて思った次第です。
和名:【サバンナシトド】 スズメ目 ホオジロ科 TL 14cm 属名 Passerculus 種小名 sandwichensis 英語名 Savannah Sparrow
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これは初めてサバンナシトドのFieldを訪れた際のものでその個体も小さく遠かった時のものである。

うっすらと黄色い眉斑が見られるが脚も写っておらず証拠写真しか撮れなかった。

体型はご覧の様に一般的なホオジロと変わりませんが 胸の縦斑が目立ち、頭央線がハッキリわかります。
また尾羽は短めで、切れ込みも顕著です。
眉斑についてはハッキリとした黄色い個体もいるそうですが、この個体はうっすら黄色が入っている程度でした。

サバンナシトドはアメリカ北部、アラスカ、カナダ、、中部とメキシコ北西部、中部からグアテマラ南西部で繁殖し、北アメリカ
中部以北で繁殖した個体は、冬季、アメリカ西部からメキシコ、中央アメリカ、西インド諸島などに渡り越冬します。
日本国内ではまれな冬鳥、または旅鳥として、北海道から沖縄県にかけて各地で観察記録があります。

サバンナの名は、ジョージア州の港町「サヴァナ」に由来するとあります。
最初にここで採集されたために命名されたようでシトドとはホオジロの古称です。


なおこの鳥の正式な記載については、一時「クサチヒメドリ」という呼称が提案されましたが定着しなかったようで 最近の
「日本産鳥類目録第7版」では633種の鳥が記載されており633番目のトリ?を務めるのが「サバンナシトド」であり
既にここでは「クサチヒメドリ」の記載は削除されています。

同じFieldにいた一見良く似ているが「タヒバリ」である。

この個体も終始、サバンナシトドと行動を共にしていた「ホオアカ」でご覧のようにホオが赤いのでホオアカです?
Canon EOS 7D Mark II / 300 f 2.8 & EXTENDER Ⅲ×2.0 / IS USM
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